社会貢献活動

復興祈念ポスト 郵便事業株式会社陸前高田支店(仮施設)へ寄贈

日時:平成23年12月15日(木)
場所:陸前高田支店・竹駒郵便局 (〒029-2299 陸前高田市竹駒町字滝の里)

未曾有の大災害に見舞われた東北地方を想い、弊社では、人と人との心をつなぐ絆を取り戻し、悲しみを癒し、勇気付け、一日も早い被災地域の復興を祈念し、甚大な被害を被った陸前高田市にある郵便事業株式会社東北支社 陸前高田支店(被災により仮設社屋にて業務継続中)に「復興祈念ポスト」を贈呈することといたしました。

被災された皆様が、この「復興祈念ポスト」に手紙やはがきを投函される度に少しでも元気になっていただけるよう、また、手紙やはがきに込めた優しい思いが差し出される方から受け取られる方へ伝わるようにとの願いを込めて、国の名勝「高田松原」に唯一残った「奇跡の一本松」と故宮沢賢治 先生の詩「雨ニモマケズ」をポスト表面に配しました。「雨ニモマケズ」の引用につきましては岩手県花巻市にある株式会社林風舎の宮沢和樹様より資料提供のご協力とご賛同をいただいております。その材質は本場岩手県奥州市で鋳造された南部鉄が使用されています(レリーフ部はアルミ製です)。
また、ポスト上部のデザインは「日の出」をイメージしており、今日よりも明るい明日が訪れることへの願いと、このポストに春夏秋冬、街の復興を見守って欲しいという祈りが込められています。

郵便ポストと「鉄の国」岩手と「タジマ」

そもそも弊社と郵便ポストとの縁は1971年の「郵便創業100年記念ポスト」(日本橋郵便局前、本郷郵便局前、日本銀行大阪支店前)に始まり、その後1977年の「万国郵便連合加盟100年記念」(逓信総合博物館前)、1983年の「世界コミュニケーション年記念」(旧東京中央郵便局前)と、言わば節目の記念ポストを製作させていただいております。東京中央郵便局前は、局の立て替えの為に残念ながら撤去されましたが、それ以外は現在も各局のトレードマークとなっております。
また「タジマ」は、1983年に三陸地方の普代村にモニュメントを製作しました。浜辺の公園に建てられたこのモニュメントは、産卵のために毎年沢山帰って来る鮭の魂を慰霊するもので、岩手らしく「鉄」板で作られました。この度の地震と津波では、倒されはしたものの、幸い流されることもなく、損傷も少なくて済みました。
1976年からは、南部鉄器で有名な奥州市の鋳物工場に年始用記念品の製作を依頼しております。南部鉄器は平安時代に生まれ、現在でも世界的に高く評価されています。また、近世に入り釜石では日本初の洋式高炉による製鉄が始まることからも岩手は鉄との繋がりが深い土地と言えるでしょう。

当社ではこのような「郵便ポスト」や東北、とりわけ「岩手県」との繋がりを一つの「縁」と受け止め、犠牲者のご冥福を祈り、被災者の悲しみを癒し、この「鉄の国」岩手の一日も早い復興を祈念し、郵便ポストを地元の宝「鉄」を使って製作いたしました。微力ではありますが復興の一助となることを願っております。


タジマ製記念ポスト

南部鉄の干支文鎮

普代浜の「鮭のモニュメント」(設置当時)

普代浜被災直後

アート教室の開催

弊社デザイン室では、埼玉工場(埼玉県入間郡毛呂山町)周辺の小学生以上の方々を対象にアート関係の教室を開催しています。アート制作を通じて、文化意識の向上と地域との交流を図りたいと考えています。

干支の文鎮や、自由な物を作る彫刻教室

来年の【年賀状】を木版画で作りませんか?

●粘土や紙粘土で原型造り

●彫刻刀で版木を彫る

●南部鉄で鋳造し完成

●版木と絵具で年賀状を刷る

粘土で作るペン立てや貯金箱(夏休みの実習)

木版画で創る年賀状

●用紙に鉛筆で下書きをし形を決める

●図柄を考える

●ビンやペットボトルを下地にイメージを立体化していく。絵の具を用いて色を付ける。

●版木に彫刻刀で彫りこんでいく

●講評会

●絵の具を用いて印刷

ページトップへ