金属の種類Types of metals

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当社製品には多様な金属を用いますが、
例えば同じ「ステンレス」でも何種もの規格があり、それぞれ性質や主たる用途が異なります。
このページでは、当社で扱う代表的な金属とその特徴をご紹介します。

※材料のみの販売は行っておりません、ご了承ください。

鉄合金

ステンレスこう

鉄に約11%以上のクロムを含んだ合金鋼で、耐食性が高く、錆びづらいことが特徴です。JIS規格では材料記号「SUS」と種類番号3桁の組み合わせで呼称します。建材用にはオーステナイト系とフェライト系の2系統が多く使用されており、それぞれの代表的な鋼種としてSUS304やSUS316(以上、オーステナイト系)や高耐食性のSUS445J1(フェライト系)などがあります。系統ごとに化学成分の種類や含有比率が異なり、それぞれ固有の性質を有します。

ステンレス製品の納入実績

スチール(はがね

鉄に2%以下の炭素を含んだ合金鋼で、磁性を有し、強度や耐熱性が高いことが特徴です。鋳鉄(鉄鋳物)と鋼とでは炭素量が異なり、それぞれ固有の特性を有します。建造物においては構造支持材や接合材、内装材などによく使用されます。

スチール製品の納入実績

アルミニウム合金

アルミニウム合金ごうきん

軽く展延性に富む銀白色のアルミニウムに、銅やケイ素、亜鉛などを添加した合金で、あらゆる分野で使用されます。合金中の成分の種類や含有量により耐食性、鋳造性(流動性および鋳型への充填性)、陽極電気分解可否などの特性が異なります。

アルミニウム合金製品の納入実績

銅・銅合金

どう

柔らかく展延性に富む赤色の金属で、稀に自然銅として結晶状を成して産出し、また黄銅鉱、藍銅鉱など化合物として存在します。空気中の水分と炭酸ガスの作用で生ずる緑青は、古くから顔料にも利用されています。

銅製品の納入実績

真鍮しんちゅう

別名として黄銅(おうどう)と呼ばれます。銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものを指します。亜鉛30%前後のものは延性、展性に富み薄板や線材となり、亜鉛40%のものは堅く、強いことが特徴です。建造物においては、エントランスや内装によく使用されます。

真鍮製品の納入実績

ブロンズ

狭義では銅とスズを主な含有元素とする銅合金を指します。鋳造性のよさを利用し、古くから種々の製品がつくられてきました。広義では真鍮以外の銅合金をすべて「ブロンズ」と呼ぶ古い習慣があり、これは英語の“bronze”も同様です。

ブロンズ製品の納入実績

チタニウム

チタニウム

軽く、強く、しかも耐食性に優れた特性を持つ金属です。超電導材料、形状記憶合金などにも用いられています。

チタニウム製品の納入実績

※写真は一例です。実際とは色味が異なる場合があります。
※参考文献:『材料名の事典(第2版)』(長崎誠三・アグネ技術センター編/アグネ技術センター)